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お寺の概要


 貞林院瑞正寺は、当山第25代専蓮社行譽政方上人がそれまで兼務をしていた
貞林寺と瑞正寺を昭和55年に合併してできたお寺です。
 港区にありました貞林寺を現在の場所(瑞正寺)に移し、その際に本堂庫裡が
再建され現在に至ります。
 寺の名称は、両寺の山号・院号・寺号をそれぞれ残すべく「雲晴山荘厳院貞林
院瑞正寺」と名付けられたものです。

 貞林寺は雲晴山魚籃院貞林寺と称し、慶長16年(1611年 徳川家康代)
定蓮社信誉上人浄阿雲晴貞林大和尚により、江戸八丁堀に創建されました。
 寛永12年(1635年 徳川家光代)三田南寺町(現在の港区三田4丁目)
に移転されており、昭和55年葛飾区に移転、瑞正寺と合併いたしました。

 瑞正寺は荘厳山功徳院瑞正寺と称し、天文7年(1538年 足利義晴将軍代)
に洛陽東山の念蓮社切阿荘厳本瑞上人により創建されました。
 安政2年10月の大地震で崩壊し、同3年4月に第17代秀誉上人が上棟再建、
大正15年豊雲上人改修、昭和の初めに第24代祖洞大澄上人が書院庫裡を新築
しており、昭和55年貞林寺との合併により本堂庫裡が新築されております。
 現在まで26代470年余を経ております。